アイファーラクーン（2018年生、母アイファーヴァース）

アイファーラクーン（2018年2月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+あらいぐま」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時19歳）と交配したアイファーヴァースが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社アースファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

3月20日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

6月7日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカサリリーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月29日、中1週で迎えた6戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー11（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月9日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の鈴蘭高原賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサマーローヤルに1馬身半の差をつけて優勝

9月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のコスモス賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマサカウマザンマイに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヴォレクィーンをクビ差振り切って3勝目を手にした。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、時雨月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のキチロクアユノに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月26日、中1週で迎えた13戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、雪待月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた14戦目は、一般B4 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4歳（2022年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた16戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた17戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた19戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた20戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

7月5日、中4週で迎えた23戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

11月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田菜七子騎手（6戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5歳（2023年）

7月30日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた26戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

8月24日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた27戦目は、貴裕さん生誕60年記念（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のラントに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月8日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、鳴沢の滝特別（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のクリノヴィーナスに2馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

10月4日、中3週で迎えた29戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた30戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた32戦目は、芋の露賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた33戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた34戦目は、モヒート賞（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた35戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

6歳（2024年）

1月4日、中1週で迎えた36戦目は、こま回し賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦6勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

1月17日、中1週で迎えた37戦目は、一般B6（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（11戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた38戦目は、もつ鍋賞（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（12戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた39戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた40戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた41戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（13戦6勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた42戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（14戦6勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ケンドチョウライに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月23日、中1週で迎えた43戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。