ハギノグランコート（2013年生、母ハギノサフィラ）

ハギノグランコート（2013年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋豪壮な宮廷、壮大な邸宅」。毛色は栗毛。種牡馬のディープスカイ（当時8歳）と交配したハギノサフィラが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地23戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月17日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったドライバーズハイにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3歳（2016年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川須栄彦騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川須栄彦騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた8戦目は、M.デュプレシス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

7月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デュプレシス騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

9月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（8戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムーチャスエルテを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月23日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2017年）

1月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月26日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川須栄彦騎手（12戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ハシカミに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた16戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた17戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったモンストルコントにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（13戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月22日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（14戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

12月10日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（15戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

5歳（2018年）

2月17日、中9週で迎えた21戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた22戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウスオブボーダーを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

3月31日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（16戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。