フロマージュブラン（2003年生、母マロンキス）

フロマージュブラン（2003年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フランスの白いチーズ。またそれを使ったケーキ」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時11歳）と交配したマロンキスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方28戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の2歳。

経歴

デビュー前

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2005年）

11月11日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキエヌストラウスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のシクラメン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3歳（2006年）

6月10日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き18着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテネシーを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

8月20日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

4歳（2007年）

5月3日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg戻して迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

5月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2八九（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメインバンクを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を挙げた。

7月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた11戦目は、八景島特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグッドフィールをハナ差振り切って制した。

12月4日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、一般C1四（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5歳（2008年）

1月2日、中3週で迎えた13戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったクリスタルストーンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月3日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったミサトキャシャーンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモシウテクトリに約12馬身の大差をつけて優勝

6月16日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（10戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ウリエルに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月14日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

8月21日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、舞岡特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（12戦3勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

9月23日、中4週で迎えた24戦目は、海神特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた25戦目は、長谷特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマニンワーシップに1馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

10月22日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

11月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた29戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。