イッスンボウシ（2007年生、母チチンプイプイ）

イッスンボウシ（2007年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一寸法師」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時15歳）と交配したチチンプイプイが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高橋忍。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の一般C13。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月8日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

10月3日、中7週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、シンセツにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月8日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた6戦目は、一般C22（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2011年）

4月18日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアタリに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテクノプレミアムに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月18日、中1週で迎えた9戦目は、将一さん&仁美さん祝御結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

7月4日、中6週で迎えた10戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、シーフィアレスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた11戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したスーパーストーンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた13戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フロストフラワーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月12日、中2週で迎えた14戦目は、一般C15（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったホワイトワンダーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた16戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサウザーに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

10月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。