タガノゴーマル（2004年生、母カナミドリ）

タガノゴーマル（2004年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋行く＋合格」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタガノサイレンス（当時11歳）と交配したカナミドリが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐藤茂雄。戦績は、中央平地4戦0勝、地方25戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月18日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

3歳（2007年）

1月13日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳F2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクールローレライに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンペールウルトラを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の鉢伏山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳F1一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレモドールに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳T2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三野孝徳騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシールックスイープに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るツインフィールズをクビ差だけ差し切って3勝目を獲得した。

12月11日、中3週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4歳（2008年）

2月14日、中8週で迎えた13戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、エイコーオーカンに半馬身交わされて2着となった。

3月11日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月29日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったゲイリーミニスターにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のゲイリーミニスターに2馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、パール特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上B3二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2009年）

2月12日、約7か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ラガーホノカーにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

2月25日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた22戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイケノエレクトラを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて制した。

6月18日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

10月12日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、あけび特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた29戦目は、マリーゴールド特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。