シゲルワッショイ（2012年生、母グロリアスシーン）

シゲルワッショイ（2012年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋祭名『わっしょい百万夏まつり（福岡）』より」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時15歳）と交配したグロリアスシーンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害1戦0勝、地方26戦13勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の一般C1五六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、加野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって420万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月19日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

9月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

2月15日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライメイに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月8日、中2週で迎えた11戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハニーズダンスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンオーギに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリンセスロジカルに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月23日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

4歳（2016年）

1月31日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた15戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月27日、中7週で馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた16戦目は、グレイトフルカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のデルマジュロウジンに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月16日、中2週で迎えた17戦目は、花まつり特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた18戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた19戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ブロンズサドル賞（第1戦）（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス座特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパッショナートに1馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

6月18日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のムーンパスラブに3馬身の差をつけて7勝目をマークした。

7月3日、中1週で迎えた22戦目は、七夕賞（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のムーンパスラブに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月23日、中2週で迎えた23戦目は、長崎街道田代宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカシノシュウセイをクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

8月18日、中3週で迎えた24戦目は、ポイント、ツイてる!楽天競馬賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（8戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスプリングスワンを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

9月4日、中1週で迎えた25戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（9戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したドンマネーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた26戦目は、長崎街道境原宿特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（10戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月13日、中7週で迎えた27戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、長崎街道北方宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた28戦目は、トパーズ特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（11戦8勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノシュウセイを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

5歳（2017年）

1月31日、中8週で迎えた29戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るニャチャンを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

3月2日、中3週で迎えた30戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、旅立ち賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したハウライトを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月3日、中2週で迎えた32戦目は、若草特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

8月3日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、丹沢が育む名水の里「はだの」記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

8月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた35戦目は、県営電気ユーシンブルー杯（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のコンパッシオーネに1馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

10月11日、中4週で迎えた37戦目は、おいしい神奈川県産畜産物記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。