スギノフクヒメ（1998年生、母ラドゲイト）

スギノフクヒメ（1998年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンダーガルチ（当時6歳）と交配したラドゲイトが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地20戦0勝2着2回、地方8戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の一般C1 C2(牝ハンデ)。

経歴

デビュー前

栗田裕光厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2001年）

9月11日、デビュー戦は的場直之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロッキープリンスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエクセレントボーイに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2002年）

1月11日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセユウキングを半馬身振り切って2勝目を手にした。

1月25日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2九十（大井ダート1390m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のイシノハッピーを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2三四（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったケイキカイフクにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

3月5日、中2週で迎えた6戦目は、野方特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セイエイヒチフクに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月26日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルチラブリーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月12日、中1週で迎えた8戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

11月24日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月8日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

5歳（2003年）

1月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

2月15日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた13戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4月19日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、勝ったケイアイランボーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月25日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

6月21日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

12月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

6歳（2004年）

2月8日、中6週で迎えた20戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月21日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったオーバーチュアーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた22戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた24戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた27戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

12月25日、中6週で迎えた28戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。