エリモシャトレーゼ（2006年生、母エリモチャンプ）

エリモシャトレーゼ（2006年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋城とレーズンからの造語」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時16歳）と交配したエリモチャンプが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地7戦0勝、地方32戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月9日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8月1日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はタレてしまい17着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた7戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた8戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴォーグを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったセトノペガサスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月28日、連闘で迎えた11戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したミシュランシチーを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般C23（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた14戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のサンマルリーフに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

12月30日、中1週で迎えた16戦目は、さざんか特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

4歳（2010年）

1月6日、連闘で迎えた17戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったキュートトリックスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月12日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦の浅野靖典競馬業12周年記念（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マスターディアナに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月16日、連闘で迎えた20戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のブルートゥギャザーをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

2月23日、連闘で迎えた21戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月12日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のパクじぃ僕も頑張るよ!（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（9戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンデーラインに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月25日、中1週で迎えた23戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、日景賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた24戦目は、奈良津桜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた25戦目は、21・22会結成10周年杯（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（10戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた26戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた27戦目は、吉田川賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、エスクリムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（13戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアヴォカートを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

7月8日、中3週で迎えた29戦目は、頑張れ!笠松けいば（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（14戦4勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた30戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（15戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒカリカガヤクに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月18日、中3週で迎えた31戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で筒井勇介騎手（16戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた32戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、「水素水36」新発売記念杯（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた34戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（17戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月14日、連闘で迎えた35戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（18戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた36戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた37戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（19戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた38戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は阪上忠匡騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた39戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。