ナカハマキング（1994年生、母コシジダンサー）

ナカハマキング（1994年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時8歳）と交配したコシジダンサーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤敏明。戦績は、中央平地16戦3勝、地方17戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

3月9日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず最後はターキッシュマンと並んで6着同着となった。

3月16日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネショウノボルに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた5戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下のアベリア賞（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

4歳（1998年）

2月1日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

2月12日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた10戦目は、’98フレンドリースパー特別（2）（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

6月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた12戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノラピスを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のグローバルゴットに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手にした。

10月4日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦2勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦2勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

5歳（1999年）

4月12日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた19戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノカズサオーに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

5月23日、中3週で迎えた20戦目は、かきつばた賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた21戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノカズサオーから2馬身半差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトップトパーズに1馬身の差をつけて5勝目をマークした。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、早池峰賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤雅彦騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は千葉淳志騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた26戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（5戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーザンバザードからクビ差の2着に甘んじた。

10月10日、中3週で迎えた27戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったダストワールからハナ差の2着に甘んじた。

11月6日、中3週で迎えた28戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤雅彦騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2001年）

8月18日、約21か月半の休養明けで迎えた29戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた30戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた31戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた32戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラゴンスピリッツから7馬身差の2着となった。

10月29日、中3週で迎えた33戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。