シルクメガヒット（2002年生、母リーガルソリューション）

シルクメガヒット（2002年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋超ヒットすることの意」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したリーガルソリューションが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水上習孝。戦績は、中央平地34戦2勝2着6回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,800万円（7.6万×500口）で一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月22日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったリヴァプールに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3歳（2005年）

2月27日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップキウイ賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクフライトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月25日、中0週で迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のツルミベレイザをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月28日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

4歳（2006年）

2月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたドリームシチー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月18日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、16着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

9月23日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中村将之騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

10月29日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったキャッチータイトルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた19戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドクターグリムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月24日、中5週で迎えた20戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフェラーリセブンを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

5歳（2007年）

1月7日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

1月13日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

3月11日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた24戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったフラッグシップに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月5日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高田潤騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月24日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の御室特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6歳（2008年）

2月4日、中5週で迎えた32戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したマルブツライトを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

3月30日、中5週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。