サンマルリアン（2020年生、母デイドリーム）

サンマルリアン（2020年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+絆(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時10歳）と交配したデイドリームが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は高橋啓。戦績は、中央平地14戦0勝2着2回、地方5戦3勝。主な勝ち鞍は2023年の雪待月賞(C1-5)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋啓から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月25日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

3歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

7月15日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永野猛蔵騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、勝ったベルシャンソンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月12日、中3週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオシゲを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

11月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、雪待月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクールボスに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、長崎街道北方宿特選（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンネマトカを強烈な末脚でアタマ差だけ差し切って断然人気に応えた。

4歳（2024年）

1月5日、中4週で迎えた10戦目は、長崎街道鳴瀬宿特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた11戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモリデンスターに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月4日、中1週で迎えた12戦目は、如月特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田義貴騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6月16日、中6週で迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小林勝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小林勝太騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた19戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

2023年9月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。