ノースチェリー（1994年生、母ゴッドラッキー）

ノースチェリー（1994年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時11歳）と交配したゴッドラッキーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は北俣ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方18戦8勝2着4回。1999年の’99ファーストレディー賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

須田明雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1996年）

10月29日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は493kg。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハシノタイヨウに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月31日、中8週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアスキットオールドに1馬身の差をつけて優勝

3歳（1997年）

3月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳戦の若草特別一（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったテルノザンから半馬身差の2着に敗北した。

11月18日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったソレイケアタゴから2馬身差の2着に敗北した。

4歳（1998年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のラデッキジーセブンをハナ差振り切って優勝

3月10日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた9戦目は、杉並区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリオネーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

6月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の駒場特別（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月31日、中5週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

5歳（1999年）

5月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（9戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた19戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（10戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたヘイセイハッスル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中2週で迎えた20戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフジノローリアスに3馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

8月11日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のジュピター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（11戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のケイエムスパートに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月12日、中4週で迎えた22戦目は、アンドロメダ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（12戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミスシュアーをクビ差振り切って7勝目をマークした。

10月30日、中6週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のラストトゥインクル賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（13戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したマロンハマナスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の紅葉賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（14戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタマノタイザンに1馬身の差をつけて優勝

12月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、牝馬限定オープンの’99ファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（15戦7勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2000年）

4月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦のケンタウルス賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。