シンキングダンサー（2013年生、母スプリングボード）

シンキングダンサー（2013年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+踊り手」。毛色は栗毛。種牡馬のコンデュイット（当時8歳）と交配したスプリングボードが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。2019年の中山グランドジャンプ(JG1)で2着に入った他、2017年の東京ジャンプステークス(JG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月1日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月5日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に敗れた。

3歳（2016年）

2月14日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったコスモコレクションに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた7戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月10日、中7週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクインズクオーツにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマイネルビッグバンに半馬身届かず2着に敗北した。

8月21日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（7戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた12戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。14着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウヤギリに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4歳（2017年）

2月11日、中9週で迎えた15戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は金子光希騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた16戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

4月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムオペラドンに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

6月24日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で金子光希騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のグッドスカイをクビ差制して重賞初挑戦初制覇を達成した。

10月15日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で金子光希騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月18日、中4週で迎えた20戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で金子光希騎手（7戦3勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のグッドスカイをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

12月23日、中4週で迎えた21戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で金子光希騎手（8戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2018年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で金子光希騎手（9戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月14日、中4週で迎えた23戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で金子光希騎手（10戦4勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月23日、中9週で迎えた24戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で金子光希騎手（11戦4勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月25日、中8週で迎えた25戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で金子光希騎手（12戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で金子光希騎手（13戦4勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた27戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 小雨/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で金子光希騎手（14戦4勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2019年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で金子光希騎手（15戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた29戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は15戦連続で金子光希騎手（16戦4勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったオジュウチョウサンから2馬身半差の2着となった。

6月22日、中9週で迎えた30戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で金子光希騎手（17戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメドウラークからクビ差の2着に甘んじた。

11月16日、中8週で迎えた32戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のコウユーヌレエフに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月21日、中4週で迎えた33戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2020年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月18日、中4週で迎えた35戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/不良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月26日、約8か月半の休養明けで迎えた36戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8歳（2021年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/稍重）に出走。鞍上は石神深一騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた38戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた39戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月20日、中4週で迎えた40戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた41戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

9歳（2022年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた42戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月30日、約4か月半の休み明けで迎えた43戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた44戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月19日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた45戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は金子光希騎手（18戦4勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

2022年11月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10歳（2023年）

1月8日、中6週で迎えた46戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

1月17日、連闘で迎えた47戦目は、一般C2 C3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた48戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。