コウユーヌレエフ（2014年生、母フォンティーン）

コウユーヌレエフ（2014年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時14歳）と交配したフォンティーンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は村山光弘。2019年の新潟ジャンプステークス(JG3)で2着に入った他、2022年の秋陽ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村山光弘から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、加治屋貞光によって291.6万円で落札された。

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月31日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた3戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大下智騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大下智騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月13日、中4週で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のノカイドウ特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテイエムチューハイを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は大下智騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3歳（2017年）

2月11日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月27日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

7月17日、中2週で迎えた11戦目は、えびの特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は大下智騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のテイエムソッキュウを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月16日、中3週で迎えた12戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2018年）

2月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた14戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ卯月賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月16日、中8週で迎えた18戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、えびの特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒトモジノグルグルに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月11日、中7週で迎えた19戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキヨマサを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

10月6日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の平城京ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた21戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキールコネクションに約10馬身の大差をつけて4勝目をつかんだ。

5歳（2019年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月6日、中6週で迎えた24戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた25戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森一馬騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエアカーディナルに8馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森一馬騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルヴァッサーに3/4馬身の差をつけて6勝目を収める

8月24日、中4週で迎えた27戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で森一馬騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイブルーヘブンから7馬身差の2着に敗北した。

11月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森一馬騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンキングダンサーから4馬身差の2着に敗北した。

6歳（2020年）

10月18日、約11か月の休養明けで迎えた29戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた30戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（8戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロシゲセブンからクビ差の2着に惜敗した。

7歳（2021年）

6月26日、約7か月の休養明けで迎えた31戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた32戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（10戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（11戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で森一馬騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2022年）

11月19日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森一馬騎手（13戦3勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノデイジーに半馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

9歳（2023年）

3月18日、約4か月の休み明けで迎えた36戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り雨/重）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。