マイブルーヘブン（2014年生、母ウルトラペガサス）

マイブルーヘブン（2014年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私の青空、曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時7歳）と交配したウルトラペガサスが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂田牧場。2019年の新潟ジャンプステークス(JG3)に勝利した他、2020年の東京ハイジャンプ(JG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ベーシカル・コーチング・スクールから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって885.6万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、三田昌宏によって3,672万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月1日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月26日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のバングライオンに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2017年）

1月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた6戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたチャロネグロ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

5月13日、中5週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた10戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月30日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 小雨/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に終わった。

4歳（2018年）

1月27日、中8週で迎えた15戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月6日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月8日、中8週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカレンバッドボーイから1馬身1/4差の2着となった。

10月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のムーンクレストに3/4馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月16日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

5歳（2019年）

2月2日、中6週で迎えた20戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月16日、中5週で迎えた21戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月27日、中5週で迎えた22戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリリーシューターに3馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

5月18日、中2週で迎えた23戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルクロップに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月24日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のコウユーヌレエフに7馬身の差をつけて3連勝で重賞初制覇を遂げる

6歳（2020年）

10月18日、約14か月の休養明けで迎えた25戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は難波剛健騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月5日、中6週で迎えた26戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2021年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（10戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（11戦2勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

2021年8月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。