スリーエスペラント（2010年生、母スリーエチュード）

スリーエスペラント（2010年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人工言語。『希望ある人』の意味を持つ」。毛色は栗毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時8歳）と交配したスリーエチュードが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地27戦0勝、地方9戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の端午特選(C2-1)。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

4月6日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月28日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

7月7日、中6週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

8月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月28日、中4週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

11月10日、中5週で迎えた8戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったカリエンニキテスに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

4歳（2014年）

2月2日、中8週で迎えた10戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月11日、連闘で迎えた11戦目は、ファンタスティックカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリエールエスペレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた12戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエッチャンダイスキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月22日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイレックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月19日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイレーヴェに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、端午特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグッドサークルに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月28日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月19日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

8月17日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月13日、中3週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた21戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

11月15日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた23戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2015年）

1月11日、中3週で迎えた24戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月7日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月30日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた27戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

11月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた29戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

6歳（2016年）

1月17日、中5週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた31戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月21日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた34戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた35戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。