クリノラブダンス（2004年生、母ティーダンス）

クリノラブダンス（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時6歳）と交配したティーダンスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害5戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C18。

経歴

デビュー前

1歳のとき、池田喜九男から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド1歳」に上場され、栗本博晴によって105万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月23日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3歳（2007年）

1月7日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雪/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

6月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月22日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月30日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C31（荒尾ダート950m 曇/稍重）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラドヴェルダからクビ差の2着となった。

4歳（2008年）

1月12日、中1週で迎えた8戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C21（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったベルモントポケットから2馬身半差の2着に敗北した。

2月13日、中4週で迎えた9戦目は、一般C22（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C23（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモウィップに約17馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月11日、中1週で迎えた11戦目は、一般C18（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタラートキンギンに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた13戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5歳（2009年）

1月18日、中8週で迎えた18戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた19戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた20戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた21戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた23戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。