レターオンザサンド（2016年生、母スモーキークォーツ）

レターオンザサンド（2016年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「砂に書いた手紙」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時19歳）と交配したスモーキークォーツが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はチェスナットファーム。主な勝ち鞍は2019年のひめさゆり賞(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チェスナットファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小川勲によって648万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

8月25日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のトーセンオリンピアを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のこうやまき賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

3歳（2019年）

2月16日、中7週で迎えた5戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたザダル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のレオンドーロをハナ差振り切って優勝

5月12日、中4週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

4歳（2020年）

6月7日、約13か月の休み明けで迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月27日、中2週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの京橋特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、カセドラルベルに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月15日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの西部日刊スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

12月13日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったシャムロックヒルにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

5歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月27日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。