ビジューブランシュ（2014年生、母ビジューミス）

ビジューブランシュ（2014年4月29日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「白い宝石（仏）。母名、毛色より。白い宝石のように輝く活躍を期待し」。毛色は芦毛。種牡馬のHansen（当時5歳）と交配したビジューミスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2019年の平取町「義経神社」特別(一般B43 C11)。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月26日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

3歳（2017年）

3月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月20日、中9週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

9月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

11月2日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタニセンジュピターに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中1週で迎えた7戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、鳥原川特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンレイハリケーンに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

4歳（2018年）

2月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

4月8日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた10戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

8月5日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた14戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。

5歳（2019年）

3月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月12日、中5週で迎えた16戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた17戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、夏椿特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた18戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったフライオールデイズに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、クレマチス特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた20戦目は、ホップ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノテイオウに5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月6日、中1週で迎えた21戦目は、平取町「義経神社」特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリヨを上がり1位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

8月20日、中1週で迎えた22戦目は、アルーダ日高西部特別（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた23戦目は、登別地獄谷特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたペイシャガンセ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、海と山の幸フェスティバル特別（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた25戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた26戦目は、シクラメン特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で黒沢愛斗騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したテンプテーションに3/4馬身届かず2着となった。

12月8日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月24日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた28戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6歳（2020年）

1月5日、中1週で迎えた29戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦（水沢ダート1900m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。