スターキャデラック（2016年生、母スリーキュート）

スターキャデラック（2016年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時17歳）と交配したスリーキュートが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石ファーム。2019年の北日本新聞杯(地方重賞)に勝利した他、2019年の石川ダービー(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2018年）

6月28日、デビュー戦は山崎誠士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は453kg。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアトムズスピアーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中2週で迎えた2戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のゴールデンルーキー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月21日、中4週で迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシャイニングフューチャー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

10月22日、中8週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦の新風特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

12月31日、中9週で迎えた5戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

3歳（2019年）

1月24日、中2週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、リンノレジェンドに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

2月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のアングレカム賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

2月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のフリオーソ・メモリアル（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスパンブリーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月21日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦のマイマイ結婚おめでとう記念（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニューホープに5馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のニューホープを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

6月4日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったロンギングルックにねじ伏せられて約11馬身差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

2月26日、約9か月の休養明けで迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、余寒賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた14戦目は、爽春賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（7戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた15戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、ポインタース賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた16戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般A3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るストロベリーキングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、揖斐峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、アリオンダンスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた18戦目は、長良川特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた19戦目は、乗鞍短距離特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた20戦目は、文月昇竜戦（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた21戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、晩夏特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったシャドウチェイサーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5歳（2021年）

6月15日、約9か月半の休み明けで迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、アルフェラッツ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた23戦目は、祭笛賞（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月15日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、せっちゃん・みどりさん結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフーラリを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

10月25日、中0週で迎えた25戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた26戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR名古屋第1戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた27戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったユウアメリカンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月23日、中0週で迎えた28戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したニシノステラを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

6歳（2022年）

1月19日、中3週で迎えた29戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、金シャチJkオールスターズ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のパワースカイを半馬身振り切って7勝目をつかんだ。

2月14日、中1週で迎えた31戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキプロスパーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて8勝目をマークした。

2月28日、中1週で迎えた32戦目は、ワカメ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンハルニレを3/4馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

5月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、蟹江特別（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた34戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、青葉特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた35戦目は、植田特別（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。