ワセダインブルー（2015年生、母ダノンフローラ）

ワセダインブルー（2015年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「早稲田+ブルーオーシャン戦略より」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時9歳）と交配したダノンフローラが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年のオホーツクステークス(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、大冨智弘によって1,836万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月19日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月22日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2018年）

1月6日、中7週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

1月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったマイネルキラメキに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したトラストケンシンにクビ差届かず2着となった。

4月15日、中8週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアルビオリクスに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4歳（2019年）

2月17日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったカヴァルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月31日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

12月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、6着に終わった。

5歳（2020年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの呼子特別（小倉芝2600m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のピエナアラシをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のウインレーヴドールに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

7月11日、中8週で迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したナイママにクビ差届かず2着となった。

8月29日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスのオホーツクステークス（札幌芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドンアルゴスをクビ差振り切って雨下の激戦を制した。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6歳（2021年）

1月17日、中8週で迎えた21戦目は、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

7月18日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、ハンデG3の農林水産省賞典函館記念（函館芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。