タカイチホワイト（2014年生、母ジョーテンオン）

タカイチホワイト（2014年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋白」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時16歳）と交配したジョーテンオンが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野表俊一。主な勝ち鞍は2017年のオッズパーク・シルバー杯(一般C2二)。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

3月25日、デビュー戦は平野優騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月8日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

10月3日、中7週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた5戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカリスマスピリットに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったビッフルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るカジノフライトを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月26日、中2週で迎えた8戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウノピアットブリオに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

12月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイシャムーンに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月31日、中2週で迎えた10戦目は、オッズパーク・シルバー杯（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のブライトエンジェルを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2018年）

4月1日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、ネモフィラ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、カスミザクラ賞（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたサンエイホープ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月13日、中3週で迎えた13戦目は、ファンタジア賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月28日、中1週で迎えた14戦目は、ツリガネソウ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（4戦3勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた16戦目は、サンゴジュ賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた17戦目は、アオギリ賞（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた18戦目は、ツユクサ賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したスズヨサムソンにハナ差届かず2着となった。

8月15日、中1週で迎えた19戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR盛岡第1戦（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた20戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（9戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた21戦目は、メトロポリタン盛岡CITY STORY杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（10戦3勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したダークショットを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

10月1日、中1週で迎えた22戦目は、南部杯カウントダウン7「人」と「光」の新（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（11戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシュクエターナルにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（13戦3勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったマツリダダイキチにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月25日、中3週で迎えた25戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（15戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた27戦目は、白い聖夜賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（16戦3勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。