ノボサイボーグ（2010年生、母ノボキッス）

ノボサイボーグ（2010年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋サイボーグ」。毛色は栗毛。種牡馬のノボトゥルー（当時14歳）と交配したノボキッスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤泰博。戦績は、中央平地20戦1勝、地方19戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月16日、デビュー戦は原田和真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3歳（2013年）

2月24日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月9日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦皇成騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で三浦皇成騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で三浦皇成騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で三浦皇成騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るメリーウェザーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2014年）

1月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で三浦皇成騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた12戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3月21日、中8週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月31日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月7日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

5歳（2015年）

1月25日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3月13日、中6週で迎えた21戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったリシェスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったアームストロングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、中2週で迎えた23戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、倶利迦羅さん八重桜まつり特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシンカンイチコに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月5日、中1週で迎えた24戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、お旅まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、バイクツーリングラリー特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた26戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた27戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジョウショークロスに1馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7月25日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ドランケンマスターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月20日、中3週で迎えた29戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、スターライト特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた30戦目は、いわし雲特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

12月14日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、日高特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6歳（2016年）

1月1日、中2週で迎えた32戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、初詣特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた33戦目は、森のハーモニーカッピー特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた34戦目は、フェブラリー特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた35戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた36戦目は、花まつり特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた37戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

11月21日、中2週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた38戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月12日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた39戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。