サンメンフィス（2011年生、母カヤドールージュ）

サンメンフィス（2011年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「太陽＋アメリカの都市名」。毛色は栗毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時12歳）と交配したカヤドールージュが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は永田克之。戦績は、中央平地7戦0勝、地方14戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年のトワイライト特別(一般B2二 B3一ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、永田克之から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって126万円で落札された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月1日、デビュー戦は上野翔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3歳（2014年）

1月18日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月16日、中7週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

4月27日、中5週で迎えた4戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

6月22日、中7週で迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた6戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

10月8日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月21日、中5週で迎えた9戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったミヤシンレジーナに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月12日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月22日、中0週で迎えた11戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエアマチルドに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2015年）

1月9日、中2週で迎えた12戦目は、ジャニュアリー賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のサトノマーキュリーに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月18日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデ戦の黄梅賞（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパリーナチャンに7馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

3月25日、中4週で迎えた14戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のテンエイヒーローをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

4月29日、中4週で迎えた15戦目は、新緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田利雄騎手（6戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のドラゴンネストに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月25日、中3週で迎えた16戦目は、緑風特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田利雄騎手（7戦5勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のトーセンソユーズに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月13日、中6週で迎えた17戦目は、文月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田利雄騎手（8戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のブラゾンを半馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

8月6日、中2週で迎えた18戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田利雄騎手（9戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のトワイライト特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で内田利雄騎手（10戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファビンを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

10月26日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦の錦秋特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で内田利雄騎手（11戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の樅の木特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で内田利雄騎手（12戦8勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。