トーセンソユーズ（2011年生、母アンブライドルドブリーズ）

トーセンソユーズ（2011年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ロシアの宇宙船名」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したアンブライドルドブリーズが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、中央障害5戦1勝、地方17戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって4,305万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月1日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったプリンスダムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

11月10日、中6週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2014年）

1月5日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月23日、中6週で迎えた5戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた8戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月21日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

9月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月28日、中6週で迎えた11戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたセンティグレード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月7日、中0週で迎えた12戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシゲルカリンを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

12月23日、中6週で迎えた13戦目は、宝登山特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4歳（2015年）

1月2日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、12th ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた15戦目は、昇龍特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るノニサクハナを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

3月2日、中4週で迎えた16戦目は、馬事畜産振興中央協議会賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた17戦目は、沈丁花特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したオンワードナスキーを差し切れず、2馬身差の2着となった。

4月8日、中1週で迎えた18戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、斎藤工&剛力彩芽来場記念（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

5月25日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、緑風特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンメンフィスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた20戦目は、緑風特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月17日、連闘で迎えた21戦目は、向暑特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月10日、中7週で迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の向日葵特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のダイバリュウジンに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月6日、中3週で迎えた23戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のラグジードライブに4馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

9月26日、中2週で迎えた24戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月29日、中4週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2016年）

1月9日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月31日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた29戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

9月17日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。