ダイゴカイウン(1994年生、母マルトメビユーチ)
Daigo Kaiun
1994.03.18
ダイゴカイウン(1994年3月18日)は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー(当時20歳)と交配したマルトメビユーチが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は貞広 賢治。戦績は、中央平地37戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。
経歴
デビュー前
鹿戸幸治厩舎(栗東)へ入厩。
3歳(1997年)
1月12日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、4歳新馬(京都芝1600m 曇/良)に出走。馬体重は438kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。
1月19日、連闘で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬(京都芝2000m 晴/良)に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。
2月1日、中1週で迎えた3戦目は、M.ブータン騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利(京都ダート1400m 曇/良)に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。
2月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利(小倉芝1200m 曇/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は芹沢純一騎手(1戦0勝)。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。
3月8日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利(中京芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は久保田英敬騎手(1戦0勝)。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。
3月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利(中京芝1200m 晴/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手(2戦0勝)。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。
7月20日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利(小倉芝1200m 晴/良)に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、6着を確保した。
7月27日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利(小倉芝1200m 曇/重)に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手(1戦0勝)。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。
8月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利(小倉芝1200m 曇/良)に出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手(2戦0勝)。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。
8月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利(小倉芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で川合達彦騎手(3戦0勝)。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったグローバリストにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
9月6日、中1週で迎えた11戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利(阪神芝1200m 雨/良)に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。
9月27日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利(福島芝1200m 曇/稍重)に出走。鞍上は芹沢純一騎手(2戦0勝)。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフリートアドミラルに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。
10月12日、中1週で迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下(京都芝1400m 外回り 晴/良)に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に敗れた。
11月1日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別(福島芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は芹沢純一騎手(3戦1勝)。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。
11月22日、中2週で迎えた15戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下(中京芝1200m 雨/良)に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。
12月6日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下(中京芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は芹沢純一騎手(4戦1勝)。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。
4歳(1998年)
5月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下(新潟芝1200m 外回り 晴/良)に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。
6月7日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下(中京芝1200m 晴/良)に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。
6月27日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下(阪神芝1600m 曇/良)に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手(1戦0勝)。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。
7月11日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下(阪神芝1200m 雨/不良)に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手(2戦0勝)。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。
7月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の豊中特別(阪神芝1200m 曇/良)に出走。鞍上は芹沢純一騎手(5戦1勝)。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。
8月9日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下(阪神ダート1200m 曇/重)に54kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手(3戦0勝)。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。
8月30日、中2週で迎えた23戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下(京都芝1600m 外回り 晴/良)に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。
9月20日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下(阪神芝1600m 晴/良)に出走。鞍上は久保田英敬騎手(3戦0勝)。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。
10月11日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下(京都芝1600m 外回り 晴/良)に54kgの軽斤量で出走。鞍上は白浜雄造騎手(1戦0勝)。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のミナミノディザイアをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。
10月25日、中1週で迎えた26戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の堀川特別(京都芝1600m 外回り 晴/良)に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って17着に終わった。
11月7日、中1週で迎えた27戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下(京都芝1600m 外回り 晴/良)に出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。
11月22日、中1週で迎えた28戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下(京都芝1600m 外回り 晴/良)に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
12月6日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下(中京芝1800m 晴/稍重)に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手(1戦0勝)。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のリュバンドールを半馬身振り切って勝利をモノにする
12月20日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下(阪神芝1600m 晴/良)に54kgの軽斤量で出走。鞍上は白浜雄造騎手(2戦1勝)。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に終わった。
5歳(1999年)
6月6日、約5か月半の休養明けで迎えた31戦目は、5歳以上900万下の三河特別(中京芝1800m 晴/良)に出走。鞍上は芹沢純一騎手(6戦1勝)。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。
6月19日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下の小野特別(阪神芝1600m 雨/不良)に出走。鞍上は上村洋行騎手(1戦0勝)。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。
7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、5歳以上900万下の三宮特別(阪神芝1600m 曇/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手(2戦0勝)。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。
7月18日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた34戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別(小倉芝1200m 曇/良)に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手(3戦0勝)。17頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。
7月24日、連闘で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西日本スポーツ杯(小倉芝1800m 晴/良)に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手(4戦0勝)。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトウショウノアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
8月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、4歳以上900万下のTVQ杯(小倉芝1800m 曇/良)に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手(5戦0勝)。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。
9月12日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上900万下の蓬莱峡特別(阪神芝1600m 晴/良)に出走。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手(6戦0勝)。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。