バトルオブブリテン（2007年生、母フロントアクセス）

バトルオブブリテン（2007年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「第二次世界大戦におけるドイツ空軍とイギリス空軍の航空戦」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時7歳）と交配したフロントアクセスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本隆志。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中本隆志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月1日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

10月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月20日、中2週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中3週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

3月6日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリヴィエラに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月27日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クォークスターに3/4馬身交わされて2着となった。