キャットスペシャル（1994年生、母フレンチフラップ）

キャットスペシャル（1994年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のStorm Cat（当時11歳）と交配したフレンチフラップが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグジャパンファーム。戦績は、地方43戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は1999年の’99スプリングカップ(一般A2以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1996年）

12月8日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のノムラダイヤオーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のパラダイスランに3馬身の差をつけて制した。

3歳（1997年）

2月12日、中5週で迎えた3戦目は、3歳戦の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のアネモネ特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のケンロクタカオーをクビ差制して制した。

4月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦3勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦3勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月20日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、B3三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた9戦目は、B3三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスティボンバーから半馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中2週で迎えた10戦目は、ブルージルコン特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフルハウスに半馬身の差をつけて4勝目を収める

4歳（1998年）

2月6日、中5週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、サンドストーム賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2二（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた13戦目は、一般B2二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（10戦4勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月22日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ポートサイド賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったアローセプテンバーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた15戦目は、冥王星特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた16戦目は、ジュピター賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したワールドスペクターを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のゴールデンナイト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた18戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったリンドダルタニアンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のハッピーナイト賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のハナコールをクビ差振り切って5勝目を獲得した。

11月11日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の紅葉賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の’98ロイヤルカップ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

12月25日、中2週で迎えた22戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’98グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入った。

5歳（1999年）

1月5日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

2月9日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の’99ベイサイドカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の’99メトロポリタンカップ（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた26戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’99スプリングカップ（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のモンスターに3馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

4月29日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦の’99グリーンカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた30戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（7戦1勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

6歳（2000年）

2月2日、約7か月半の休み明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦の’00ウインターカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた33戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したタカラタッチを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月31日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた36戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた37戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の’00プラネットカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（8戦1勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

7歳（2001年）

2月6日、約7か月の休養明けで迎えた39戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

11月23日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた40戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた41戦目は、寒椿特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2002年）

2月11日、中8週で迎えた42戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのウインター争覇（P）（笠松ダート1900m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた43戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。