カシノカイオウ（2008年生、母タイキマーメイド）

カシノカイオウ（2008年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋海王」。毛色は栗毛。種牡馬のアルカセット（当時8歳）と交配したタイキマーメイドが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）仲野牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2 27。

経歴

デビュー前

1歳のとき、仲野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって619.5万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月25日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた2戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

12月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

3歳（2011年）

2月12日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤士津八騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

9月3日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったファランギースに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月16日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

10月23日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上C2 27（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルマドギワゾクに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月30日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月6日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2 37（佐賀ダート1300m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で川島拓騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたサントレメンドス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

11月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で川島拓騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で川島拓騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、レイメイフライトに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月10日、中1週で迎えた14戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、長崎街道神埼宿賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ダンスサイトにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2012年）

1月3日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

1月14日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、リバーイングランドに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月22日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ステルスソニックに半馬身交わされて2着となった。

3月11日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた22戦目は、小山紗知伽騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。