タガノマルゲリータ（2005年生、母タガノナタルマ）

タガノマルゲリータ（2005年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時8歳）と交配したタガノナタルマが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月12日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

7月21日、中9週で迎えた3戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳F4一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヒビキマーカーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳F4一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月9日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったバンブーバファナに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上D5四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったイゴッソートウユにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、カツダリアに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたタカラバイオ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中3週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月1日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上D3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のトウカイベストをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

2月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上D1一（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシシャモフレンドをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月3日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4月8日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアクトオブグレイスをクビ差だけ差し切って優勝

5月4日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた16戦目は、しゃくやく賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

8月6日、中9週で迎えた17戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた19戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた20戦目は、秋の岩山まつりレース（盛岡芝1700m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月17日、中1週で迎えた21戦目は、オクトーバーカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた22戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた23戦目は、鳴瀬太鼓レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた25戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5歳（2010年）

1月3日、連闘で迎えた27戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。