セイクリッドロード（2009年生、母ホーリーブラウン）

セイクリッドロード（2009年5月1日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「聖なる統治者」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時10歳）と交配したホーリーブラウンが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦2勝2着3回、中央障害13戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月22日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は512kg。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2012年）

3月18日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したカムフィーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月14日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったアンコイルドにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクラーロデルナをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

7月15日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、逃げるジョンブルクリスに3/4馬身届かず2着となった。

8月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブラインドサイドをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月8日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4歳（2013年）

5月5日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5歳（2014年）

5月25日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（8戦2勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた15戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八丈島特別（東京芝2000m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

8月3日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月24日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

12月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた21戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月1日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月29日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた24戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

6月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月4日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の雄国沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

9月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

11月22日、中7週で迎えた28戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（2016年）

1月16日、中7週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。5着を確保した。

1月31日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた32戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月13日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったハギノパトリオットから3馬身半差の2着となった。

8歳（2017年）

1月14日、中3週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蓑島靖典騎手（8戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアヒミコに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

3月18日、中8週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蓑島靖典騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で蓑島靖典騎手（10戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月3日、中7週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で蓑島靖典騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。