ダンスディライト（2016年生、母ダンスインザムード）

ダンスディライト（2016年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ダンス+歓喜」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時15歳）と交配したダンスインザムードが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年のオリオンステークス(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額8,000万円（200万×40口）で一口馬主が募集された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3月9日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヴィントを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月18日、中6週で迎えた5戦目は、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月21日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニューポートを3/4馬身振り切って休み明けの一戦をモノにした。

11月17日、中7週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの嵯峨野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったバイオスパークに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの再度山特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻のようなを披露したが、3着に終わった。

4歳（2020年）

3月8日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

7月18日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るプライドランドを次元の違う末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

8月22日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（中京芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

11月22日、中6週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。

12月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヒートオンビートを半馬身振り切って4勝目を手にした。

5歳（2021年）

2月14日、中8週で迎えた17戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、G2の京都記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた18戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦3勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月30日、中9週で迎えた19戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

2021年9月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。