ディアフォルティス（2008年生、母ハートステイジ）

ディアフォルティス（2008年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勇気、強い（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したハートステイジが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中田英樹。戦績は、中央平地18戦3勝、地方8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中田英樹から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ディアレストクラブによって1,260万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月27日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダハシュールに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2011年）

1月15日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のコスモリゾルヴをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月19日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

6月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦2勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月16日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

4歳（2012年）

3月3日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

4月21日、中6週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

7月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

10月28日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のレッドバビロンに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

5歳（2013年）

1月5日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（5戦3勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

1月26日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（6戦3勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

5月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のBSイレブン賞（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月11日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（7戦3勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（8戦3勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の鋸山特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（9戦3勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

12月28日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンロックスに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6歳（2014年）

1月23日、中3週で迎えた20戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたジョイア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、ベンジャミン賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハブアストロールをハナ差振り切って1番人気に応えた。

5月14日、中2週で迎えた22戦目は、アーバンステージ皐月賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたハブアストロール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中2週で迎えた23戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

7月27日、中7週で迎えた24戦目は、ウォー・ホース来日公演記念（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

7歳（2015年）

9月28日、約14か月半の休み明けで迎えた25戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、港区特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた26戦目は、トパーズ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。