シグラップロード（2011年生、母ワンダフルスキル）

シグラップロード（2011年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時14歳）と交配したワンダフルスキルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、地方38戦5勝2着9回。2014年のスプリングカップ(地方重賞)に勝利した他、2014年の岩手ダービーダイヤモンドカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、千代田牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって420万円で落札された。

板垣吉則厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2013年）

7月7日、デビュー戦は山本聡哉騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 晴/重）に出走。馬体重は457kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフリルカラーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月18日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、2歳地方重賞の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセンターヒロインを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月7日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のビギナーズカップ（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラブバレットに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中5週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の知床賞（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1600m 曇/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアオチャンにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた9戦目は、2歳A（水沢ダート1600m 雪/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャイアントスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

3歳（2014年）

3月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳戦の夢競馬スタートレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（8戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ユナイテッドボスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノファイトを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

5月4日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったライズラインに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（11戦4勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったライズラインに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（12戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた15戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のウイナーカップ（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた16戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の玉山区夏まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた17戦目は、新涼特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた18戦目は、仲秋特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた19戦目は、地方重賞の絆カップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた20戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（13戦4勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、伸びてきたイキナヤツ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月3日、連闘で迎えた21戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた22戦目は、小雪特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマイネヴァイザーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた23戦目は、ターコイズ特別（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、クロワッサンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月20日、中1週で迎えた24戦目は、もみの木特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネヴァイザーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた25戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

4歳（2015年）

1月10日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ガーネット特別（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（14戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスズヨシーズンに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた27戦目は、東風特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月6日、連闘で迎えた28戦目は、葉牡丹（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた29戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、夢見草（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、石桜杯（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた31戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた32戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた33戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、エスカボークル賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月13日、中1週で迎えた34戦目は、たねいちウニまつり賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた35戦目は、釜石よいさ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた36戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、サクセス・エイジ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月24日、中1週で迎えた37戦目は、うまい奥州を食べようin東京賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた38戦目は、いものこまつりin鶴ヶ池賞（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。