エミネントピークス（1997年生、母グレイエミネンス）

エミネントピークス（1997年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時5歳）と交配したグレイエミネンスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地41戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の印旛沼特別(500万下)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

12月4日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月25日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3歳（2000年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロクコーピロウイナに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

2月19日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコバノスカッシュを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

4月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったタカラテイオーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月28日、中6週で迎えた9戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、6着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の塩屋埼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

8月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオカトラノオに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2001年）

3月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

5月6日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（9戦2勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

6月30日、中1週で迎えた18戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

7月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた20戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた21戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

11月3日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したドリームシンデレラを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（10戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた26戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2002年）

4月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のユウセイントを半馬身振り切って休養明けの一戦をモノにした。

5月26日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトーアカゼノオーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月6日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（5戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は梶晃啓騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着を確保した。

11月10日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

11月30日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

12月21日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で梶晃啓騎手（9戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6歳（2003年）

1月26日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた39戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた40戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた41戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は池田鉄平騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。