エーシンハクレイ（2008年生、母オレゴンガール）

エーシンハクレイ（2008年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋白嶺」。毛色は芦毛。種牡馬のフジキセキ（当時16歳）と交配したオレゴンガールが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害2戦0勝、地方17戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月20日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

6月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月17日、中2週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月22日、中5週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオースミメインに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディーエスハスラーに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月4日、中8週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4歳（2012年）

7月15日、約7か月の休み明けで迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着に入り込んだ。

8月5日、中2週で迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

9月25日、中6週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、能登舳倉島賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月24日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（2013年）

1月6日、中5週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルチトップセダンに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、B級チャンピオン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたベニトンボ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4月10日、中3週で迎えた18戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーシンディーバに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月13日、中2週で迎えた20戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、鵜飼特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマノアサカゼに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月25日、中3週で迎えた22戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったエーシンチェイサーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた23戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月22日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、あさがお特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた25戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、ささゆり特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールドフレンドを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を手中に収めた。

8月26日、中1週で迎えた26戦目は、根ノ上高原特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた27戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルヨスバルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月9日、中1週で迎えた28戦目は、三番叟特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。