マコトサンゴ（2001年生、母マコトシュンレイ）

マコトサンゴ（2001年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋珊瑚」。毛色は青鹿毛。種牡馬のタマモクロス（当時17歳）と交配したマコトシュンレイが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は出口繁夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方30戦15勝2着4回。2005年のイヌワシ賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月18日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月30日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4歳（2005年）

1月18日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた3戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた4戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のデンコウスペシャルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月14日、中1週で迎えた5戦目は、バレンタイン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルスペシャルに1馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

2月27日、中1週で迎えた6戦目は、セントレアライン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスズカカラーズに1馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

4月14日、中3週で迎えた8戦目は、江戸彼岸桜賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のシンワロバリーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月6日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、ささゆりの郷特別（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムラメロディーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

5月27日、中2週で迎えた10戦目は、名古屋まつり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズカジェミニを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

6月10日、中1週で迎えた11戦目は、麦秋特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスージーキューに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月16日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチャレンジホーラーに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月5日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた13戦目は、月見草特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で安部幸夫騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスージーキューを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って圧巻の7連勝を決めた。

7月18日、中1週で迎えた14戦目は、海の日なごやみなと祭特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で安部幸夫騎手（11戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセントクリスマスに2馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月23日、中4週で迎えた15戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で安部幸夫騎手（12戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テーマミュージックに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で安部幸夫騎手（13戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブロッコダイナーに2馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

10月4日、中3週で迎えた17戦目は、G3の白山大賞典（金沢ダート2100m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は15戦連続で安部幸夫騎手（14戦11勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた18戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた19戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5歳（2006年）

2月28日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、牝馬限定戦の征雄還暦祝い賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（15戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユキノキャスターに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月5日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（16戦12勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（17戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスズカジェミニを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

5月15日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、鵜飼特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（18戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（19戦13勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバクシンテンニョを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月24日、中4週で迎えた25戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（20戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた26戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（21戦13勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（22戦13勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスズカジェミニにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中2週で迎えた28戦目は、三連勝導入一周年記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（23戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカオシンゲンに1馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

10月18日、中2週で迎えた29戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた30戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（24戦14勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のリカバリーショットをクビ差振り切って勝利数を15に伸ばす

11月13日、連闘で迎えた31戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（25戦15勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタカオシンゲンにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（26戦15勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。