グレイトホーン（2017年生、母タキオンメーカー）

グレイトホーン（2017年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「おうし座を形成する2本の角。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時19歳）と交配したタキオンメーカーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日本中央競馬会日高育成牧場。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、犬塚悠治郎によって2,700万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月16日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。12頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、サクセッションに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

9月21日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のブンロートに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月2日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2020年）

2月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月21日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳1勝クラスの黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた7戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野中悠太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

4歳（2021年）

4月6日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、卓球大会ひめたんカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したイチバンヤリを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田雄大騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた15戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田雄大騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた16戦目は、京都畜産特別（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田雄大騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた17戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、丹波篠山牛特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上B1（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

5歳（2022年）

2月16日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（姫路ダート800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた20戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた21戦目は、ひめたん3歳お誕生日記念 4歳以上特別（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C1 C2（園田ダート820m 雨/重）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上幹太騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月19日、中6週で迎えた25戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、OROターフ特別（盛岡芝1000m 小雨/重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた26戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月22日、中3週で迎えた27戦目は、秋桜賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、タオルデスカーフに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

9月26日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したクールフォールを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小林凌騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林凌騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴーフォーゴールドに1馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小林凌騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小林凌騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。