アラビアンカラー（2000年生、母ペパーミントレデイー）

アラビアンカラー（2000年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アラビア風の色」。毛色は鹿毛。種牡馬のアラジ（当時11歳）と交配したペパーミントレデイーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方20戦7勝2着7回。2002年の九州ジュニアチャンピオン(地方重賞)で2着に入った他、2005年の九州記念(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐々木牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、広松金次によって1,365万円で落札された。

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

7月31日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナチュラルナインから3/4馬身差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアラボワールに約13馬身の大差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月16日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジII（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアタックベガサスに2馬身の差をつけて優勝

10月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の新冠サラブレッド銀座特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で千葉津代士騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバックドラフトをアタマ差制して3勝目をマークした。

11月23日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナスキーサンホークに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月8日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた6戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナスキーサンホークを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2003年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキョウエイバトルを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中5週で迎えた9戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月3日、中5週で迎えた10戦目は、一般D1-1（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアイルビーバンブーに半馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

8月30日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

10月5日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（5戦4勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた13戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月14日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2004年）

2月8日、中5週で迎えた17戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のドリームスペクターに1馬身3/4の差をつけて優勝

2月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5歳（2005年）

3月13日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月20日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた22戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた24戦目は、ファンシーレイン特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた25戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、サファイアカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のタマノユウユウに1馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月12日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の九州記念（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤孝鎮騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターレジェンダからクビ差の2着に惜敗した。

11月6日、中3週で迎えた27戦目は、花やしき協賛嘉瀬川特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤孝鎮騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノスキムを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて8勝目をマークした。

12月23日、中6週で迎えた28戦目は、球磨川特別（佐賀ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤孝鎮騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマキノヒットを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6歳（2006年）

1月28日、中4週で迎えた29戦目は、緑川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤孝鎮騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた30戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で後藤孝鎮騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジヤマロバリーから2馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中3週で迎えた31戦目は、はなみづき特別（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で後藤孝鎮騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタサンキュウコウから2馬身半差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた32戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で後藤孝鎮騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。