マダムアグライア（2011年生、母マリスカ）

マダムアグライア（2011年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「婦人（仏）＋輝き（古代ギリシア語）、ギリシア神話に登場する女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時12歳）と交配したマリスカが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浦新徳司。戦績は、中央平地27戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、浦新徳司から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ディアレストクラブによって871.5万円で落札された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月3日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

12月21日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3歳（2014年）

1月18日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、キクノアリアにハナ差交わされて2着となった。

7月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったコロナボレアリスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月10日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のバイザスターンを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

4歳（2015年）

2月14日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3月29日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性のガッツでゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

5月10日、中2週で迎えた11戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

7月19日、中9週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

12月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

5歳（2016年）

2月14日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月28日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は西村太一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

7月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ノボリクリーンに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村太一騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西村太一騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、最後はレディーピンクと並んで4着同着となった。

9月3日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で西村太一騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西村太一騎手（8戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた26戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

6歳（2017年）

2月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は西村太一騎手（9戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。