アイオープナー（2001年生、母チアズフリート）

アイオープナー（2001年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カクテル名。『目覚まし』の意。目の覚める活躍」。毛色は栗毛。種牡馬のペンタイア（当時9歳）と交配したチアズフリートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は村田勇三。戦績は、中央平地2戦0勝、地方38戦4勝2着5回。2004年の日高賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村光則厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2003年）

7月20日、デビュー戦は千葉淳志騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は461kg。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のユメノショータイムに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた5戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の白菊賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦の黄菊賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた9戦目は、2歳A1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた10戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、2歳A1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月31日、連闘で迎えた11戦目は、2歳A1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

3歳（2004年）

1月12日、中1週で迎えた12戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の菜の花賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったミチノクレットから2馬身半差の2着となった。

5月2日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須田英之騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハーディスに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須田英之騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

7月3日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須田英之騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったエムケイミラクルからクビ差の2着に甘んじた。

7月18日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた18戦目は、3歳戦のガーベラ賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で須田英之騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハーディスに3/4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

8月14日、中3週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で須田英之騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で須田英之騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた21戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で須田英之騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた23戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は須田英之騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

11月21日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、岩手日報杯（水沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（10戦2勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた25戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

4歳（2005年）

8月30日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた26戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のくじら座特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた27戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の爽秋特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた28戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた29戦目は、タイムチャレンジレース（盛岡ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は須田英之騎手（11戦2勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（12戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グリーンローレルに半馬身交わされて2着となった。

11月27日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須田英之騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、センターソアーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた32戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で須田英之騎手（14戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で須田英之騎手（15戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバンミラクルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2006年）

1月2日、中0週で迎えた34戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で須田英之騎手（16戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で須田英之騎手（17戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアマデウスをハナ差振り切って久々に白星を挙げた。

4月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた37戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた38戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた39戦目は、一般B1（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた40戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は須田英之騎手（18戦3勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。