タケノフクリュウ（1986年生、母トモフクリユウ）

タケノフクリュウ（1986年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のインターグシケン（当時11歳）と交配したトモフクリユウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は里深牧場。戦績は、中央平地17戦2勝、中央障害1戦0勝、地方28戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

山中鈊雄厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（1988年）

10月21日、デビュー戦は酒井作男騎手を鞍上に据えて、馬体重は440kg。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井作男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルハチヒテンから半馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井作男騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月7日、連闘で迎えた4戦目は、迫田清美騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスアリーナーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月21日、中1週で迎えた5戦目は、鞍上は酒井作男騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1989年）

1月2日、中1週で迎えた6戦目は、鞍上は2戦連続で酒井作男騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のホーライカブトをハナ差制して2勝目をつかんだ。

1月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の若獅子特別イ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井作男騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、鞍上は4戦連続で酒井作男騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の紅梅特別イ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井作男騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のスプリングカップ（名古屋ダート1600m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で酒井作男騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた11戦目は、鞍上は7戦連続で酒井作男騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の菜の花特別イ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で酒井作男騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた13戦目は、鞍上は9戦連続で酒井作男騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、鞍上は10戦連続で酒井作男騎手（12戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のイエローシーダーに5馬身の差をつけて3勝目をマークした。

5月10日、中0週で迎えた15戦目は、3歳戦のふじの花特別イ（中京(地)ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井作男騎手（13戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のあやめ特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で酒井作男騎手（14戦2勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた17戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で酒井作男騎手（15戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフワノビートに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月29日、中1週で迎えた18戦目は、C2ハ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で酒井作男騎手（16戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンマサユキに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月9日、中0週で迎えた19戦目は、3歳戦の岐阜王冠賞（笠松ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で酒井作男騎手（17戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月2日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

4歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた23戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

1月27日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は山本康二騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のセントパイオニアに3馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

4月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着を確保した。

5月20日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康二騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた28戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスーパークラウンをハナ差振り切って7勝目をマークした。

6月17日、中1週で迎えた29戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は樋口弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月29日、中1週で迎えた31戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手（3戦1勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

9月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本康二騎手（7戦1勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（8戦1勝）。17頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月16日、中8週で迎えた36戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1991年）

10月12日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた37戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は樋口弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

6歳（1992年）

5月31日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた38戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月2日、中8週で迎えた39戦目は、櫻木英喜騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた40戦目は、高砂哲二騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた41戦目は、一般B（中津ダート1760m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた42戦目は、一般B（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高砂哲二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のモガミフォードに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7歳（1993年）

7月18日、約9か月半の休み明けで迎えた43戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は櫻木英喜騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた44戦目は、一般C2（中津ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で櫻木英喜騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったパワーテイションから1馬身半差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた45戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で櫻木英喜騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた46戦目は、一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は高砂哲二騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。