イットーティアラ（1993年生、母アイランドオリーブ）

イットーティアラ（1993年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時5歳）と交配したアイランドオリーブが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

10月29日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクレオールクイーンに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月17日、中3週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（1996年）

6月16日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月21日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下のえりも特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の幕張特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したタケデンラブリーに半馬身届かず2着となった。

8月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したサイレーンにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月12日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

4歳（1997年）

4月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月14日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（8戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で田中勝春騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフェザンレーヴを上がり1位の末脚で半馬身差し切って久々に勝利を挙げた。

8月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中勝春騎手（10戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

10月18日、中7週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた18戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。