インフレッタ（2002年生、母カナディアンアプルーバル）

インフレッタ（2002年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時11歳）と交配したカナディアンアプルーバルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、地方10戦7勝2着1回。2005年のユングフラウ賞(牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

久保秀男厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2004年）

11月26日、デビュー戦は甲斐年光騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンキョウマンボに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルヨシロッチに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（2005年）

2月16日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったヨウヨウに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月13日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2006年）

9月26日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミウラロードキングに4馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

11月2日、中4週で迎えた6戦目は、祝10周年!川崎フロンターレ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーラインに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月14日、中5週で迎えた7戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンジェルホールに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2007年）

1月3日、中2週で迎えた8戦目は、宝船特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のダイタクアリアスを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

1月29日、中3週で迎えた9戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマヤノチャーナに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月26日、中3週で迎えた10戦目は、観梅特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。