ラックホーセキ（1990年生、母インターメデイア）

ラックホーセキ（1990年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時7歳）と交配したインターメデイアが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は長田操。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方5戦5勝。1993年のオパールステークス(オープンハンデ)で3着に入った他、1993年のアネモネステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池田及也厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1992年）

7月4日、デビュー戦は三小田幸人騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は459kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオーアソドリーマーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラアミティーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月13日、中3週で迎えた3戦目は、古川哲也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオーアソドリーマーに約16馬身の大差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月18日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦のジュニアチャレンジトロフィーr（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川哲也騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカツラビューティーに7馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

11月15日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川哲也騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラアミティーに8馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

3歳（1993年）

1月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月18日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、タマビッグホープに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月24日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のミスディファレンスをアタマ差振り切って6勝目をつかんだ。

8月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

10月3日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた12戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月23日、中1週で迎えた13戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた15戦目は、K.モーゼス騎手を鞍上に迎えて、’93ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。