ドックオブザベイ（2011年生、母エリーゼパレス）

ドックオブザベイ（2011年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「曲名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンズ（当時15歳）と交配したエリーゼパレスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地3戦0勝、地方41戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2十一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダーレー・ジャパン・ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ホースバンクによって315万円で落札された。

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月9日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

6月21日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

10月4日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月11日、連闘で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月18日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミナスジェライスに交わされて6馬身差の2着となった。

11月29日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十九（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のローツェフェイスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2二十（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のメスイドールに4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

4歳（2015年）

1月2日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトマトリコピンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月11日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のクールアンジュに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月22日、中9週で迎えた16戦目は、輝く笑顔スタート（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦0勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦4勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

5月25日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（6戦4勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

6月8日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、一戸町春の産業まつり賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（7戦4勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドリームノートに2馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

6月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（8戦5勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた24戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた25戦目は、楽天競馬賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（9戦5勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、アルマライズにハナ差交わされて2着となった。

8月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のエンジンソウルを半馬身振り切って6勝目を手中に収めた。

8月17日、中1週で迎えた27戦目は、いわて銀河フェスタ賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（10戦5勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた28戦目は、栄養満点・卵めん賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた30戦目は、増田蔵の日賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パープルセブンにハナ差交わされて2着となった。

10月12日、中1週で迎えた31戦目は、楽天銀行賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた32戦目は、森山総合公園賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた33戦目は、ジョージア賞（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、JA岩手ふるさと産直来夢くん杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた35戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

12月27日、連闘で迎えた36戦目は、3歳以上C2 36（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったハピネスチャンスを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5歳（2016年）

1月2日、連闘で迎えた37戦目は、4歳以上C2 27（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のハタノブリンデに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

1月17日、中1週で迎えた38戦目は、銀嶺賞（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた39戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた40戦目は、セントポーリア賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月5日、中1週で迎えた41戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 45（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた42戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた43戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた44戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。