キズナエンドレス（2011年生、母サクラエンドレス）

キズナエンドレス（2011年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「絆＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時17歳）と交配したサクラエンドレスが23歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は（株）関兵牧場。2019年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

2月18日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月19日、中8週で迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のワクワクカンヲに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月27日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

4歳（2015年）

2月28日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、コスモメリーに半馬身交わされて2着となった。

3月21日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

9月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（5戦1勝）。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインマハロを3/4馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

10月10日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月19日、中9週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5歳（2016年）

1月17日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

2月6日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

5月22日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたワーキングプライド決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

7月23日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

10月8日、中8週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6歳（2017年）

2月19日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（9戦2勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月5日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤工真騎手（10戦2勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（11戦2勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7歳（2018年）

3月11日、約7か月の休養明けで迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（12戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた28戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（13戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月21日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（14戦2勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

10月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のシーライオンに2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

11月10日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

8歳（2019年）

2月10日、約3か月の休み明けで迎えた33戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた34戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（15戦2勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

4月27日、中5週で迎えた35戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（16戦2勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月14日、約7か月半の休養明けで迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。