コスモメリー（2011年生、母ダンシングメリー）

コスモメリー（2011年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時9歳）と交配したダンシングメリーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）幌村牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の浄土平特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、幌村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、幌村牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって115.5万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月21日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3歳（2014年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月31日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月21日、中2週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったダイワブレスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のキャンディキーに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月14日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（2015年）

1月12日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

2月8日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 小雪/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るキズナエンドレスを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って2勝目をマークした。

10月18日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

11月8日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

5歳（2016年）

2月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

3月5日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグラブザフラッグをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

5月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月9日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月6日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

9月3日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（10戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

11月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（9戦2勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（10戦2勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。