ワンダーリゲイリア（1987年生、母アチーブスター）

ワンダーリゲイリア（1987年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時9歳）と交配したアチーブスターが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はフクダファーム。戦績は、中央平地36戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1992年の遠賀川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

田之上勲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月27日、デビュー戦は田之上幸男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた4戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は田島信行騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したタニノファストを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田之上幸男騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田之上幸男騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田之上幸男騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田之上幸男騎手（4戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のライトウエーブを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のなでしこ賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田之上幸男騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月29日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田之上幸男騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田之上幸男騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の長久手特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田之上幸男騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の二見ケ浦特別（中京芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で田之上幸男騎手（9戦1勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた15戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた16戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、6着を確保した。

11月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田之上幸男騎手（10戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、サニーマーケットに半馬身交わされて2着となった。

12月16日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田之上幸男騎手（11戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4歳（1991年）

1月6日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下の勝山城特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下の筑前特別（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったチョウカイビートに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月27日、中5週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（7戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミリオングレイスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月9日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の寒狭川特別（中京芝2500m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

10月19日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（7戦1勝）。17頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本達也騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた32戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月15日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ミホノワカバに交わされて1馬身半差の2着となった。

5歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は松本達也騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた35戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた36戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（8戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るユタカマルを鮮やかな末脚で半馬身差し切って制した。