トウカイオラージュ（2016年生、母トウカイミステリー）

トウカイオラージュ（2016年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+嵐(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したトウカイミステリーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は平野牧場。主な勝ち鞍は2019年の猪名川特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月28日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、ブルベアオーロに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月24日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

3歳（2019年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のハーフバックに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月5日、中7週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

9月29日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は斎藤新騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコパノマーティンをクビ差振り切って2勝目をマークした。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの醍醐特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

12月1日、中3週で迎えた12戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のガゼボに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

4歳（2020年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月25日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの彦根ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はタレてしまい最後はメリーメーキングと並んで12着同着となった。

10月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月17日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、最後はミュージアムヒルと並んで3着同着となった。

11月29日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

5歳（2021年）

1月23日、中7週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

10月10日、約8か月半の休養明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（7戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた22戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6歳（2022年）

2月19日、中8週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

3月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上3勝クラスの橿原ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

4月16日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、4歳以上3勝クラスの天満橋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月5日、中6週で迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（10戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

9月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（11戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

10月8日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

11月27日、中6週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（12戦1勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上3勝クラスの知立ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（13戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

2022年12月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。